第91便 2014年12月18・19日 CURRENT NUMBER


今便は岩手県釜石市、上閉伊郡大槌町の計20カ所に、支援物資を無事お届けする事が出来ました。
ボランティア・支援者の皆様をはじめ、携わっていただいた皆様に心から感謝申し上げます。
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<お届け先>

- 釜石市 -

1、「釜石昭和園事務局」(仮設住宅15世帯へお届け)
釜石市「釜石昭和園事務局」(仮設住宅15世帯) 釜石市「釜石昭和園事務局」(仮設住宅15世帯)


2、唐丹町 仮設住宅 田中チカさん宅 (唐丹町周辺 仮設住宅へお届け)
釜石市唐丹町 仮設住宅 田中さん宅(唐丹町周辺 仮設住宅) 釜石市唐丹町 仮設住宅 田中さん宅(唐丹町周辺 仮設住宅) 釜石市唐丹町 仮設住宅 田中さん宅(唐丹町周辺 仮設住宅) 釜石市唐丹町 仮設住宅 田中さん宅(唐丹町周辺 仮設住宅)
毎便、田中さんや仮設の方々が到着に合わせて温かな食事を用意して待って下さいます。


3、居酒屋「与作」さん
居酒屋「与作」

-大槌町-

4、「ホワイトベース」さん
今便の宿泊先として初めて訪問させて頂きました。


5、吉里吉里 浪板海岸前 「民宿サトウ」さん
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- 釜石市 -


6、千鳥町 菊池道子さん宅(釜石市内 仮設住宅・在宅避難者 40〜50世帯 / 「三陸食品」(仕入)
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千鳥町現地ボランティアの皆様。ここから更に物資が仕分けされ、その日中に
40~50世帯の仮設住宅などの被災された方々にお配り頂いております。


7、釜石市桜木町仮設団地70世帯の皆様
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先月行われた「第9回 飛行船釜石感謝祭」にご出演頂いた自治会長の
大和田泰佑さんに感謝祭のご報告をさせて頂きました。
物資の荷下しから仕分け作業まで、現地の皆様が全ての作業を行います。



8、箱崎町白浜 仮設住宅17世帯の皆様
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箱崎半島の高台に建つ廃校に併設された仮設住宅。
現在、廃校が取り壊され復興住宅が完成。仮設住宅からも数世帯の方々が入居されました。
物資の荷下しから仕分け作業まで、現地の皆様が全ての作業を行います。



9、箱崎町白浜 在宅避難57世帯
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壊滅した釜石東部漁協組合の一角で行われる物資の仕分け作業。(現在漁協は震災前の状態に復旧)
物資の荷下しから仕分けまで、現地の皆様が全ての作業を行います。
世帯数が多いため、手作りの名簿を作成し一人も漏れなく物資が行き渡るよう工夫も。
男女問わず重荷を運び、元気な掛声と見事なチームワークで行われる作業には、圧巻。
皆様から、元気を頂いています。


10、箱崎町仮宿 拠点 佐々木たつ子さん宅(在宅避難5世帯の皆様へお届け)
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仮宿地区の眼前に浮かぶ「三貫島」は国の天然記念物の海鳥の繁殖地に指定地であり、
井上ひさしの「ひょっこりひょうたん島」のモデルになったとされています。
冬場は地区に通じる唯一のトンネルが凍り、通過には常に危険が伴います。
拠点の佐々木たつ子さん宅に集る皆様が、毎便笑顔で出迎えてくれます。
物資の荷下しから仕分け作業まで、現地の皆様が全ての作業を行います。



11、箱崎町「釜石東部漁業協同組合」(仕入)
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自立復興支援の一助になる事を目的に、栃木県鹿沼市にオープンした
「飛行船釜石物産店」で販売する、若布や昆布を仕入させて頂きました。


12、箱崎町桑ノ浜 萬豊さん(周辺の在宅の方々へお届け)
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13、鵜住居町 旅館「宝来館」
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復興の発信地。現在、新たな旅館を増設するため全館工事中。


14、一般社団法人 三陸ひとつなぎ自然学校 代表理事 伊藤聡さん
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15、片岸町「絆 釜石」さん
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16、松原町 柴田渥さん
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17、唐丹町 花露辺 斉藤孝吉さん
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18、上町「藤勇醸造株式会社」(仕入)

自立復興支援の一助になる事を目的に、栃木県鹿沼市にオープンした
「飛行船釜石物産店」で販売する釜石のソウルフード
「富士醤油」を仕入させて頂きました。


19、シープラザ釜石「なにわや」富田さん
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20、シープラザ釜石「かまいし特産店」(仕入)
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釜石市の第3セクター「釜石振興開発株式会社」が運営する「かまいし特産店」。
自立復興支援の一助になる事を目的に、栃木県鹿沼市にオープンした
「飛行船釜石物産店」で販売する商品を多数を仕入させて頂きました。



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~外からの風~


爆弾低気圧の中、大雪の中スタートとなった本年の最終便。
2日間にかけて、岩手県釜石市・大槌町の計20ヶ所にお届けさせて頂いた。

ある旅館の女将は予算がない中、新たな旅館を増設するために全力で生きている。
地域の灯台としての使命を果たしてきた女将は「絶対に負けない」と覚悟を語った。

眼前に海が広がる民宿の女将は、僕と同い年の息子さんを
津波で失い、今も海を背に写真に写る事はない。
そんな女将が「旦那が新しいテーブルを作ってくれた。
商売っ気が出てきたかな」と嬉しそうに笑ったことが嬉しかった。

震災後、故郷の将来を本気で考えNPOを立ち上げたリーダーは、
3年9ヶ月がたった今、更なる壁にぶつかりながらも全力で立ち向かっている。

嵩上げ工事が徐々に進行する中、未だ仮設住宅から出ることの出来ない住民の方々が、
仮設集約の為、新たな仮設に移住しなければならない現状も伺った。
これまで幾多の苦悩と闘ってきた自治会長も後任を見つけなければならず、悩みは尽きない。


冬は必ず春となる

自分で自分を諦めない限り、人生には必ず春が訪れる。
寒風が肌を刺す冬も、楽しみ変革していけると信じたい。

携わって頂くボランティア・支援者の皆様、現地の皆様
温かく見守って頂く皆様
本年も1年間、誠にありがとうございました。
この場をお借りして、心から感謝申し上げます。

~smile to smile~ 復興への道~
来年92便! 1/21出発!!

復興の鐘が鳴り響くその日まで